2014/08/07 衝撃の出合い 第2話: 『テネシー・ワルツの衝撃』
IBMの画期的な大型コンピュータ「システム360」の誕生は1964年4月。ちょうど半世紀が過ぎ去り、インターネットという仕組みを我々が知るようになって20年近くになる。
この2つの出来事は当然のことではあるが、我々が経験してきた人類最大のイノベーションであることに異を唱える人はいないであろう。
今日当たり前のようにSNSを使い、片時もスマホを手から離さない人々は、世界中老いも若きも、何も不思議ない光景であるが、10年前にこれを予想した人がいるだろうか?
”衝撃の出合い” など人生の中でそう多くあることではない。
私とインターネットとの出合いは、あまりに衝撃的であった。『テネシー・ワルツの衝撃』この衝撃的出合いをキッカケに、製造業界で働く私は”製造業のデジタル化の必要性”を強く認識し、その仕事が私の礎となっていく。
インターネットとの衝撃の出合いは、eBay(米国インターネットオークション)を初めて知ったことである。
衝撃の出合い 第2話は、『テネシー・ワルツの衝撃』。。eBayでの一枚の古いレコードの入手体験を投稿させていただく。

第一話では『蓄音機との出合い』を投稿した。
この出合いで手に入れた”蓄音機”は今でも私の家に大切に保管されている。
この蓄音機を見るたびに15年前にアトランタで出会った、アンティークショップの”おばあさん”の顔を思い出す。彼女が視聴で聞かせてくれた”テネシー・ワルツ”、おばあさんが話してくれた青春時代の思い出話。数年前に亡くなられたご主人との想い出。
視聴した”テネシー・ワルツ”のレコード盤を蓄音機と一緒に持ち帰ろうとする私のまえで、
涙を流しレコード盤を握りしめ『これだけは持って行かないで...』『青春時代の主人との.....』と訴える”おばあさんの姿”
”テネシー・ワルツ”のレコード盤をおばあさんの元においたまま蓄音機だけを買って帰った私は、何がなんでも”テネシー・ワルツ”のレコード盤を手に入れようと、米国のレコードショップやアンテークショップを探しまわった。
しかし、簡単に手に入るはずがない。なにせ何十年も前に製造中止し今では誰も使わない”蓄音機”専用の古いレコードである。
米国出張中の私は、すっかり意気消沈し、大きな蓄音機だけ日本に送る手配をし帰国した。
日本に戻って、2週間後のことである。
突然、米国に住む私の友人から、”テネシー・ワルツ”レコード盤ニュースの吉報が飛び込んだ。彼の話によると、たった数ドルで全く知らない個人から入手したと言う。
信じがたき話。よく聞くとeBayというインターネットオークションであるという。
意気消沈していた私をよく知る友人がもたらしてくれた吉報は、テネシー・ワルツのレコード盤入手の嬉しい興奮もさることながら、当時日本には存在しないインターネットオークションとの出合いが、私のインターネットの底力と真のイノベーションを知る衝撃の出合いとなったのである。もし、アトラントのおばあさんに出会うことがなかったら、私のインターネットへの認識はずーと遅れていたと思う。
私は、以降eBayの会員登録をし、日本から毎日のように様々な趣味商品を探しては、入札する。日本でもやっとYahooオークションが一般化しはじめ、米国からeBayで買って、日本のYahooで売る。そんなちょっとした遊びで、私の趣味は、蓄音機や真空管アンプに始まり、ライカのカメラやアルファロメオのアンテークカーまで一気に幅が広まっていくのである。
次回第3話は、これらの体験を通し、イノベーションの真髄に迫りたいと思う。
この2つの出来事は当然のことではあるが、我々が経験してきた人類最大のイノベーションであることに異を唱える人はいないであろう。
今日当たり前のようにSNSを使い、片時もスマホを手から離さない人々は、世界中老いも若きも、何も不思議ない光景であるが、10年前にこれを予想した人がいるだろうか?
”衝撃の出合い” など人生の中でそう多くあることではない。
私とインターネットとの出合いは、あまりに衝撃的であった。『テネシー・ワルツの衝撃』この衝撃的出合いをキッカケに、製造業界で働く私は”製造業のデジタル化の必要性”を強く認識し、その仕事が私の礎となっていく。
インターネットとの衝撃の出合いは、eBay(米国インターネットオークション)を初めて知ったことである。
衝撃の出合い 第2話は、『テネシー・ワルツの衝撃』。。eBayでの一枚の古いレコードの入手体験を投稿させていただく。

第一話では『蓄音機との出合い』を投稿した。
この出合いで手に入れた”蓄音機”は今でも私の家に大切に保管されている。
この蓄音機を見るたびに15年前にアトランタで出会った、アンティークショップの”おばあさん”の顔を思い出す。彼女が視聴で聞かせてくれた”テネシー・ワルツ”、おばあさんが話してくれた青春時代の思い出話。数年前に亡くなられたご主人との想い出。
視聴した”テネシー・ワルツ”のレコード盤を蓄音機と一緒に持ち帰ろうとする私のまえで、
涙を流しレコード盤を握りしめ『これだけは持って行かないで...』『青春時代の主人との.....』と訴える”おばあさんの姿”
”テネシー・ワルツ”のレコード盤をおばあさんの元においたまま蓄音機だけを買って帰った私は、何がなんでも”テネシー・ワルツ”のレコード盤を手に入れようと、米国のレコードショップやアンテークショップを探しまわった。
しかし、簡単に手に入るはずがない。なにせ何十年も前に製造中止し今では誰も使わない”蓄音機”専用の古いレコードである。
米国出張中の私は、すっかり意気消沈し、大きな蓄音機だけ日本に送る手配をし帰国した。
日本に戻って、2週間後のことである。
突然、米国に住む私の友人から、”テネシー・ワルツ”レコード盤ニュースの吉報が飛び込んだ。彼の話によると、たった数ドルで全く知らない個人から入手したと言う。
信じがたき話。よく聞くとeBayというインターネットオークションであるという。
意気消沈していた私をよく知る友人がもたらしてくれた吉報は、テネシー・ワルツのレコード盤入手の嬉しい興奮もさることながら、当時日本には存在しないインターネットオークションとの出合いが、私のインターネットの底力と真のイノベーションを知る衝撃の出合いとなったのである。もし、アトラントのおばあさんに出会うことがなかったら、私のインターネットへの認識はずーと遅れていたと思う。
私は、以降eBayの会員登録をし、日本から毎日のように様々な趣味商品を探しては、入札する。日本でもやっとYahooオークションが一般化しはじめ、米国からeBayで買って、日本のYahooで売る。そんなちょっとした遊びで、私の趣味は、蓄音機や真空管アンプに始まり、ライカのカメラやアルファロメオのアンテークカーまで一気に幅が広まっていくのである。
次回第3話は、これらの体験を通し、イノベーションの真髄に迫りたいと思う。
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